大原はだか祭り

私の住むいすみ市大原には、関東随一といわれる祭りがあります。それが、江戸時代から連綿と続けられてきた毎年9月に行われる‟はだか祭り”です。

お盆が過ぎた頃から大原の人たちは、頭の中が祭りのことでいっぱいになります。大原といえば‟はだか祭り”といわれるほどで、最高のイベントなのです。この地を離れて生活している多くの人が、はだか祭りを楽しみにしており、お盆やお正月に帰省しなくても、祭りには神輿を担ぎに帰ってくるといわれているんです。

この祭りでも圧巻は、「汐ふみ」と呼ばれる18基の神輿が、一斉に海へと担ぎ込まれ、揉み合う姿です。勇ましく雄々しく、神輿が海の中を駆け巡り、投げ上げられます。正しく‟勇壮豪快” 感動ものです!!

そして、汐ふみ後は、商店街通りを神輿が二基づつ並び、唄い踊り揉み合って、祭り一色に塗りつぶされます。そして、夕方5時になると大原小学校の校庭に集まり、校庭に入った神輿は、力の限り校庭を駆け巡ります。神輿を高く上げて別れを惜しむ、これを‟大別れ式といいます。

祭りは、2日に渡り開催されますが、‟汐ふみ”は、初日のみとなります。祭りの全工程が終了しても、各神社は、交通規制の解除される22時まで中央商店街通りを渡御し、その後、甚句や木遣りにより宮入となります。

祭りの模様は、毎年10月ごろ千葉テレビで放映されますが、来年は、ぜひ、生の大原の男達の勇壮な姿を見にきてください。