私が住むいすみ市布施地区の田んぼの一角に10年以上前からコハクチョウが飛来してきています。印西市本埜の『白鳥の郷』、東庄町の『夏目の堰』と並ぶ県内3大飛来地の一つで飛来数は少ないものの関東地方では、最南端だそうです。
コハクチョウは4,000キロも離れた北緯50度以北のシベリアから日本へ約2週間で渡ってきます。シベリアと日本の間をノンストップで渡ってくるわけではなく、何度も中継地で休みながら渡ってくるといいます。すごいですね~ 感動してしまいます。
平均時速50キロ、コハクチョウは、3,000キロの山を越えてやってきます。コハクチョウの生息地であるユーラシア大陸北部のツンドラ地帯は最低気温がマイナス30度以下。そんな寒い土地では、湖水の水が凍ってしまいます。そのため、水面が凍らない日本までやってくるのだそうです。そして2月末頃まで日本にいて、やがてまたシベリアに帰って行きます。
朝8時頃飛来し、午後4時半頃ねぐらに帰っていくのだそうです。水の溜まった水田で一日中エサを食べています。皆で行儀よく行動しているように見えます。リーダーがいるのでしょうか?
いつも思うのですが、コハクチョウに限らず、鳥は、なぜ迷わないで目的地までたどり着くのでしょう?その謎は、完全には解明されていないようです。鳥は目と記憶力が良く、独自の体内時計を兼ね備えているとのこと。鳥は人間より地磁気に敏感とのことだそうです。
私自身も7、8年前までは、地元とはいえ、コハクチョウのことを、全然知りませんでした。しかし何にでも興味を持って接すると新しい発見が次々とやってきますね。もし機会があれば、ぜひ一度コハクチョウを見に来てください。