筆者の大好きな場所の一つに、千葉県勝浦市 八幡岬公園があります。勝浦駅からは、徒歩で30分ほどかかりますが、主に私は車で海沿いをドライブします。八幡岬公園を含むルートは、太平洋を一望できるスポットが点在しています。
太平洋を臨む八幡岬公園
道はちょっと細いですが、長い尾根づたいが続く道は、ジョギングやサイクリング、歩いている人もたくさんいて、とてもおすすめなんです。その中でもここは、岬の先端にある公園で、きれいに整備され、遊具もあり、家族連れにはもってこいかも・・・。
その公園の中に、お万の方様の銅像が建っています。最初に訪れた時は‟この人って誰?”と、そばに建っている立て看板をよ~く読んで、納得しました。
お万の方は、家康の側室でした。そして家康公との間に紀伊家の祖、頼宣、水戸家の祖、頼房を生み、水戸黄門で知られる光圀は、お万の方の孫だったのです。
お万の布ざらし
お万の方は、今から約400年前、勝浦城主の娘として生まれ、何不自由なく暮らしていましたが、家康の家来に攻められ、命からがら逃げ延びました。その時の様子が、『お万の布ざらし』として語り継がれています。
母と14才のお万は、思い出多い城を抜け出し八幡岬の崖まで来ると、母は腹に巻いていた白布をとき、松にむすんで海にたらしました。月の光がその白布を照らし、まるで一条の滝のように見えました。40mの崖をこの布を伝わって二人は海上に降り、小舟に乗り、伊豆へと逃げ延びました。ん~ん実に深い話ですね。じーんときます。
そして、お万の美しさと賢さは、村中に知れ渡り、その後天下をとった家康に一目で見初められ、側室となったとのことです。地元の勝浦では、今でもお万の方を慕う行事が行われています。数え唄もあるんですよ。
♪♪ひとつとせー 人も知ったるお万さま 生まれは上総の勝浦で 城主(じょうしゅ)正木(まさき)の息女なり
すごいですね~。お万の方は勝浦の人々にほんとうに愛されたのですね。
勝浦には、おすすめスポットがもりだくさん
そして勝浦には、400年以上の伝統を誇る、日本三大朝市の一つである『勝浦朝市』があります。
また文人与謝野晶子や三島由紀夫にも愛された景勝地『鵜原理想郷』もあります。筆者思うに、ここは、福井県東尋坊に勝るとも劣らない景勝地だと思うのですが・・・。次回はぜひ理想郷のことも書いてみたいと思います。
そうそう忘れちゃいけない、B-1グランプリで入賞した勝浦タンタンメンがありました~~おいしい😋ですよ~ぜひご賞味ください。その他にも、勝浦は、海中公園、そして日本有数のカツオの水揚げを誇る勝浦港があり、たくさん楽しめるところがあります!!!ぜひぜひ遊びにきてください。